百年とも言われる人生の折り返し点を過ぎてだいぶん経ち、身の回りの人の訃報を受け取ったり自分の体の衰えを感じたりするにつけ、私も今後訪れる自分の「死」というものを意識する機会が増えたが、死について考えても、せいぜい「ピンピンコロリがいいなあ」と思うぐらいで、明るい展望を描くことは難しいので、死そのものではなく死までの「自分の生」をどう生きるか...