高校時代の親友の話をひとつ。高校入学直後に親が転勤となり、卒業までの3年間近くを寮で過ごした。県立高校に寮があるとは珍しいが、県下の優秀な生徒を集めるべく越境入学生のために建てられたもの。したがってほとんどの寮生は大分県の田舎から出てきた連中だった。その中の一人、「うらけん」こと浦田健治郎氏は、高校卒業後に農業を志して北海道の専門学校へ行っ...