学生時代、ジャズ研でサックスを吹いていた。社会人になってからはもっぱら聴く方に回ってしまったが、ある時縁あって世界的なジャズサックス奏者のマイケル・ブレッカー氏と知己を得た。以来、彼が来日するたびに楽屋を訪れたり、みんなで食事会を開いたりしたが、接してみて驚いたのはその人柄。彼の演奏スタイルから気難しい芸術家タイプを想像していたが、会ってみ...