6月の退任から4カ月、小野建の前社長・小野建氏が本紙の取材に応じ、入社50年、社長業30年の歩みを淡々と語った。 当時24歳で委託在庫の連年赤字を目の当たりにし、「値段の見えない商売はしない」と輸入鋼材へ舵切り。台湾・中国鋼鉄(CSC)を起点にブラジルまで仕入れを広げ、一度に3万トン・20億円規模を回すため、北九州の住友銀行支店からL/C(...