厚板シャー・溶断業界を取り巻く足元の景況感は、依然として「需要不振を背景に厳しい〝不況風〟にさらされている」(業界筋)のが実情だが、それでも年度下期に入り「今後さらに悪化が進むというよりは、今の状態を『大底』に、26年度以降、復調の転機をうかがう展開に入っていくのではないか」(同)との見方も、ここにきて出始めてきた。 切板需要の代表格である...