普通鋼電炉メーカー11社の20年4~12月期決算が4日までに出そろった。大半で販売量が減少する中、販売価格の大幅下落により各社ともメタルスプレッドが縮小。12月末にかけて主原料の鉄スクラップ価格が急騰した影響もあり、9社が減益、1社が赤字と軒並み厳しい業績だった。一方、ネジ節鉄筋に強みを持つ東京鉄鋼のみが増収増益と堅調さが際立った。原料高を...