2007年5月にポンド当たり24ドル台に達したLMEニッケル価格は翌6月から下がり始め、1年後に10ドル割れとなり、08年9月のリーマンショックを経て、08年末には4ドル台まで低下した。世界同時不況で需要量が著しく低下する中で、価格は下落の一途を辿り、在庫評価損が膨らんで、ステンレス鋼板業界の08年度決算は製販とも惨憺たるものになった。 連...