世界の鉄鋼業で、政府が高炉一貫製鉄所の運営に介入し再建を図る動きが広がっている。金利の高止まりによる鋼材需要の低迷や中国勢の過剰生産で鋼材市況の低迷が長期化し、業績不振や生産減による地域経済や雇用への影響が看過できなくなっているためだ。各国政府とも再建スポンサーを模索しており、今後の鉄鋼再編が活発化しそうだ。 豪州では先週19日に南オースト...