2025年度下期の特殊鋼棒線の国内需要量は上期並みが見込まれる一方で、視界不良に拍車が掛かっている。米国の自動車関税政策による影響が最大の懸念材料だが、7月まで「目立つほどの影響は出なかった」「契約残、引取状況、市中在庫など変化点に目を凝らしているが、明らかな兆候はなかった」(業界筋)。日米関税交渉で米国による車関税が今後15%に下がること...