――鉄鋼事業を取り巻く環境、鉄鋼需給をどうみていますか。 「国内の鋼材需要をみると、建築、造船、建産機など多くの分野で、人口減少を背景とした需要縮小傾向がじわじわと進んでいる。加えて造船などが代表例だが、人手不足により造りたくても造れないという状況にあり、上方弾力性を失っている状態だ。2024年度の普通鋼内需は4千万トンを割り、特殊鋼を含む国...