軸受鋼の16年度生産量は95万2千トンと15年度比1・1%減少し、2年連続で100万トンを割った。下期以降の需要環境は総じて堅調で、16年10~12月期は月8万トンを超える高水準となったが、本格的に高水準の生産状況に移行したのは17年3月からだった。 4割弱を占め続ける圧倒的首位の山陽特殊製鋼のシェアはほぼ横ばいの37・5%。大同特殊鋼のシ...