東京大学は、鮮やかに色づく亜鉛化合物の合成に成功したと発表した。分子状の亜鉛化合物である亜鉛錯体は一般的に無色で、可視光吸収性に乏しいとされていたが、二つの亜鉛イオンを一つの分子内に有する「亜鉛二核錯体」において、亜鉛イオン間の距離を短く制御するシンプルな設計で可視光吸収が可能となった。同成果によって今後は安価で低毒性な金属である亜鉛を用い...