銅電線の国内主力品種である建設用電線の市場で不透明感が広がっている。年度内に完工する物件向けの季節需要を追い風に、これから年末まではいわば「稼ぎ時」。そのため需要は年度下期に偏重する傾向がある。市中では大規模な都市開発や工場・物流倉庫の建設など期待材料となる建築案件の情報も多い。だが大手のメーカー・販売会社の間では、電線を配線する電気工事現場...