資材・エネルギーコスト高、人手不足、DXを活用した生産方式の転換など、さまざまな荒波が製造業に押し寄せる中、独自技術を生かした高付加価値品の開発でこれらを乗り越えようとしている老舗鋳物メーカーがある。三重県木曽岬町に本社工場を置く錦見鋳造(社長・錦見泰郎氏)だ。下請けからの脱却を果たすべく約20年前、BtoC事業への進出に打って出た。その戦略...