JX金属の伸銅品事業は昨年度下期から厳しい状況が続いている。主力の通信関連需要が調整局面に入り、足元の工場稼働率は低下。需要回復は来年度以降になるとの見方を示す一方、通信の高速化や自動車の電動化により中長期的には需要が右肩上がりで上昇するとも見る。同社の百野修常務に現状の市場環境や今後の見通し、事業戦略などについて聞いた。(山口 大智)