2021年度の工具鋼の熱間圧延鋼材生産量は前年度比41・5%増の22万8千トン。 形状構成は、鋼板・鋼帯と棒鋼・線材が半々で、品種構成は合金工具鋼が51%、炭素工具鋼が42%を占めた。 自動車関連需要が多いが、主に部品素材用の鋼板類と、金型材や治工具などに多く使われる棒線では動向は異なる。 20年度は近年のピークだった17年度の6割相当まで...