――現状のニッケル系ステンレス冷延薄板の国内市場をどうみているのか。 「実需は全国ステンレスコイルセンター工業会の統計をみても、ようやく2019年度の水準近くまで回復した程度であり、17、18年度の水準とは1割程度の開きがある。ここに来て遅れていた再開発案件も動きだしており、当面回復傾向は続くとみている。当社の一般ステンレスの受注は、春先でコ...