実需低迷から横ばいが続く溶接鋼管市況に、供給要因による上昇の兆しが芽生えてきた。今月に入り日本製鉄とJFEスチールの高炉2社が全品種を対象に、来年2月から店売り向けを5%値上げすると表明。足元の相場は需給にタイト感が乏しいため上値が重いが、流通関係者からは「まとまった量での安値折り合いが回避されつつある。在庫店の売り腰も強まり、年をまたいで...