扱い筋による仕入れ値高転嫁の動きが広がり、中心値はじりじり切り上がっている。年末にかけてさらなる高値玉の入荷が控えていることから、目先も地合いの締まった展開が続く見通し。自動車が大規模な減産体制に移行したものの、今のところ需給に大きな緩みは生じていない。 特殊鋼は先月、有力流通各社が1万円の値上げを実施した。個別交渉となる大手ユーザー向けで...