建物の上や下の階へ移動するのに欠かせない構造物が階段だ。日本でも2階建ての神殿や倉庫が造られた弥生時代の遺跡から、丸太を刻んで足が掛けられるようにした「丸棒階段」が出土している。その後は丸棒階段を両側に立てて踏板を何枚も渡す、見慣れた形の階段が主流となった。 現代でも寺社仏閣では石段、木造家屋では木製階段が多いが、商業ビルやマンション、アパ...