鉄スクラップ国内市況は、さらなる需要減退から基調が一段と弱まりそうだ。もともと製品需要の低迷で電炉メーカーが減産基調にある中、7月入りに伴い電炉各社が夏季減産を実施することが主な要因。東京製鉄は7月からの生産減を見込んで、先月28日から田原工場の買値をトン500円引き下げた。一方、連日で厳しい暑さが続いており、市中発生も引き続き鈍さが見込まれ...