東邦チタニウムは20日、2021年度の国内生産拠点でのスポンジチタン設備稼働率を年平均で80%程度に引き上げていく方針を明らかにした。コロナ禍の影響で65%に落ち込んだ20年度の低水準から回復する。主力の航空機向け需要は本格回復の兆しがいまだに見えないが、昨夏に供給拡大で合意した主要顧客の米タイメット向けの販売が伸び、操業度が改善する形だ。...