年明けの黄銅削粉需要は大幅に減少する見込みとなった。伸銅メーカーと銅スクラップを扱う原料問屋間で行った2026年1~3月期の長期契約交渉において、黄銅削粉の調達・供給量を定める数量条件が2~3割減でまとまったためだ。需要減は需給緩和、それに伴う問屋の仕入れ値引き下げにつながる可能性がある。 黄銅削粉の需要家である黄銅棒メーカーの生産は伸び悩...