銅、アルミニウム、錫、ニッケル、マグネシウム―。最近の金属市況の上昇は目を見張るものがある。電線や伸銅品などの原料となる銅の国際価格(セツルメント)はロンドン金属取引所(LME)で9千ドルを超える。昨年3月の底値と比べると2倍近く、コロナ前の5500~6500ドル水準と比較しても高水準にある▼金属価格の上昇は素材転換を促す懸念を高めている。...