5月生産で鋳鋼は70年ぶりに1万トンを割り、鍛鋼は54年ぶりに3万トンを割った。メーカー数社の話では6月生産も低位横ばいだったようで、打つ手なしの観がある。自動車の一部などで新型コロナ禍による急激なマイナス影響は薄れそうだが、生産低調はしばらく続きそうだ▼「需要は必ず戻ってくる」と落ち着き払うトップもいる。足元の生産急減はコロナ禍の影響によ...