原料炭のスポット価格が一進一退を繰り返している。対日四半期価格の指標となるオーストラリア産原料炭(一級強粘結炭)のスポット価格は先週、中国国内市況の反発に呼応する形で、1トン180ドル(FOB=本船渡し価格)近くまで上昇したが、その後は176~178ドルのボックス圏内で推移、伸びを欠く展開が続く。アジア地域の原料炭需要は全般に低調。こうした...