ステンレス熱間圧延鋼材の19年度生産量は、米中貿易摩擦の激化や消費増税の影響を受け、前年度比8・1%減の264万9千トンだった。4割を占めるクロム系は2%減だったが、4割弱を占めるニッケル系(モリブデン含有鋼種除く)は13・5%減少した。需要・形状構成、店売り比率が異なる両鋼種で明暗が分かれ、19年4月に誕生した日鉄ステンレスは販売シェアの...