「厳しい局面だからこそ努力を怠らず、基本に忠実に、そして将来への備えを進めるのが肝要だ」と話すのは、大手磨棒鋼・CH鋼線メーカー、宮崎精鋼の宮崎薫会長。 社長職を一昨年に元伸氏へ譲ったが、それまで1982年(昭57)から36年間代表を務めた。それより前となるオイルショック発生時から、幾多の苦難に直面しながら社を成長させ続けた。 例えばバブル...