米国鉄鋼協会(AISI)の集計ベースによると、2019年の同国の鉄鋼輸入(半製品含む)は2900万ネットトン程度となり、8年ぶりに3千万Nトンを割り込んだようだ。通商措置や、米国内で自給化機運が高まり輸入材が減っているもので、世界最大の鉄鋼輸入国・米国によるアジア材の「吸収力」低下が浮き彫りになった。 米鋼材市況の軟化でスラブなど半製品の買...