――今年度も間もなく上期(4~9月期)が終わる。 「昨年度下期に相次いだ高炉のトラブルは解消し、現状では安定生産で供給に対応している。海外では、米中貿易摩擦をはじめ各地で保護貿易主義の動きによる影響もあり、他の薄板類と同様に市中の値動きは力強さを欠いている。その一方で鉄鋼原料に加え、人件費や輸送費をはじめ諸物価が軒並み上昇しており、今後の安定...