アルミ圧延業界では30年間でグローバル化が大きく進んだ。背景には内需の低迷や中国などの新興市場の成長がある。海外メジャーとの業務提携が中心だったが1990年代と、国内メーカーが自ら海外拠点の開設にかじを切った2000年代とでその内容は大きく変化してきた。 1989年当時の日本は世界第2位のアルミ消費国で、バブル景気の追い風を受けて飲料缶市場...