鉄鉱石、原料炭の国際市場の30年――。大きな転換点となったのが2010年度(平成22年度)に導入された四半期値決め方式。それまでは高炉メーカーと原料サプライヤーが相対で交渉し、日本の会計年度に合わせて年に1度価格を改定してきたが、10年度の大転換を機に原料価格の乱高下とそれによる高炉メーカーの収益への影響が一段と大きくなった。 年1場所の価...