財務省は先週末、AD(アンチダンピング)課税逃れの迂回行為を防止する新制度の創設に向け、制度原案をまとめた。迂回行為に対し、もともとのAD措置と同様の上乗せ関税を課す仕組みで、迂回行為の認定や調査手続きについて制度の骨格を示した。財務省は年内に開く関税分科会での議論を経て、法改正の手続きに入る。早ければ来年度にも施行される見通しだ。