施工後40年を経過したフリーフレーム工法は、全国で累計1,000キロメートル以上に達し、その維持管理が急務となっている。特に、構造物自体の劣化だけでなく、地山の風化や浸食といった変状がのり面の不安定化・崩壊リスクを高める主要因だ。フリーフレーム協会での調査やアンケートを実施したところ、構造物の劣化はそれほど進行しておらず、地山の変状が多いこ...