台風など強い風の影響で金属屋根が飛散する理由の一つに「ハゼの変形」がある。
繰り返しの負圧によってハゼ(屋根材を継いで嵌合させた部分)が変形し、吊子から外れてしまい飛散する。つまり屋根の飛散を防ぐにはハゼの変形を抑えることが最も重要である。
元旦ビューティ工業の金属屋根は、正圧・負圧による変形を抑制し嵌合力を高める「独自のハゼ形状」(特許技術)が全製品の要素技術として組み込まれている。横葺き屋根「元旦スプリングルーフ-850」の〝スプリングバックハゼ〟は、金属曲げ加工の元に戻る力を利用した嵌合力により負圧強度を高め、耐風圧性能8500パスカル(8.5kN/平方メートル)、風速換算96.2メートル/秒相当の強度を実現する。
縦葺き屋根「元旦TRX」、「マッタラールーフ7型」の〝V字ハゼ(特許技術)〟も8000パスカル(8kN/平方メートル)の耐風圧性能を有し、これまでに全国各地に多くの施工実績を持つ。
また負圧の影響を受けやすい屋根の軒先には、強度の高いアルミ押出型材の唐草や通し吊子を使用し、さらに元旦内樋(大型建築用)の設置は、大型台風による屋根の変形・飛散対策に有効である。