

日鉄鋼板の高強度折板「ニスクルーフL145」は、高い耐風圧強度を持つ安心・安全な屋根材として高い評価を得ている。強風による被害が全国的に発生している昨今、倉庫や工場などの大型建築物の他、中規模物件にも高強度折板の採用が増加している。
同製品は、吊子の無い2段嵌合方式で、折板斜面に設けた4カ所の嵌合部が風荷重を分散して受け持つ独自構造となっており、接合部強度は従来のハゼ折板(吊子タイプ)と比較して約3倍に向上。高い接合部強度により、同荷重条件下で母屋ピッチを広げることが可能となり、鉄骨や部材の使用量削減にもつながる。
さらに、独自の嵌合方式は施工のバラつきによる強度低下を抑える効果と、吊子が不要な構造による高い施工性を実現。「高強度+優れた施工性」により、トータルコスト削減に寄与する。
今年9月には、二重折板の正圧強度(積雪荷重)を負圧強度(風荷重)と同等レベルに高めた「断熱金具(正圧補強仕様)」を新発売。従来「ニスクルーフL145」の採用が難しかった多雪地域にも高強度折板の優位性を広くPRし、採用拡大を目指す。
また、「ニスクルーフL145」は環境製品宣言(SuMPO EPD)にも対応。製品のライフサイクル全体における環境負荷を定量的に評価し、透明性の高い情報を提供することで、環境配慮型製品としてのPRも進めている。