

TN-WOLSH Burring Wallは壁倍率6倍相当の高耐力を実現した「耐力」と「コスト」のバランスに優れたオープン工法の狭小耐力壁だ。壁面材にバーリング加工を施した薄鋼板(以下、バーリング面材)を用いることで、木造の中に鋼材の優れた強度と靭性を融合させており、大地震によって大きく変形しても耐力低下が起きず、安定した性能を維持できる。
狭小耐力壁であるため建物内で配置可能な箇所が増え構造設計と空間設計の両立が実現可能となる。特殊な設計は不要で、誰でも使うことができる。
施工は通常の木質系面材と同様にバーリング面材を釘打ちによって木材に留め付ける仕様だ。また、このバーリング面材は一般的な木造建築現場で使う電気鋸で切断でき、現場での加工が可能だ。
TN-WOLSH Burring Wallは柱芯間455ミリメートル、高さは横架材内法間1860~3340ミリメートルに対応しており、住宅や非住宅のどちらでも活用できる。また、在来工法、金物工法も問わず使用可能だ。
木造に鋼材の力を取り込んだ同製品は、設計・施工の自由度と高耐力を両立する次世代の耐力壁として注目されている。