半導体市況の低迷や価格競争の激化など、経営を取り巻く環境が厳しさを増す中、異形引抜磨棒鋼メーカーのシルドは次の30年を見据えた変革に挑んでいる。八木克敏社長が語る現状と展望に迫った。  (斉藤 葵)――事業を取り巻く環境の変化をどう捉えているか。 「特にこれまで好調だった半導体関連がここ2年で大きく落ち込んだ。以前は〝いずれ回復する〟と言わ...