関西地区鉄筋市況が低迷から抜け出せない。年始にはメーカーがコスト高を要因に値上げ方針を打ち出したが、需要低迷がネックとなり、値上げに至らず、足元の市況を維持するのも難しいのが現状だ。 こうした低迷する市場動向について、「30年前のマーケットとよく似ている」と話すのが、関西地区ベース鉄筋メーカー、中山鋼業の座古俊昌社長。「当時は鉄筋需要が減少...