2024年度の亜鉛生産量が59年ぶりの低水準となった見込みだ。2月までの累計が41万4千トン(前年同期比6・9%減)にとどまり、通年では2年連続の50万トン割れが避けられない見通し。国内の自動車・建設市場の低迷で主力の亜鉛めっき鋼板向けの需要が減少したほか、伸銅品向けも低調だった。前年に高水準だった輸出も減少した見込みだ。