中国地区の鋼材需要は全国水準と同様に、漸減傾向を示している。2018年度以降の減少トレンドに歯止めが掛からず、足元でも需要回復の兆しは乏しい。地区鉄鋼流通にとって、2025年度は正念場の1年となりそうだ。 日本鉄鋼連盟のまとめによると、中国地区5県(広島・岡山・山口・島根・鳥取)の普通鋼鋼材受注量はピーク時の2010年度に510万トンを記録...