欧州連合(EU)は、広範な輸入鋼材に適用しているセーフガード(緊急輸入制限=SG)措置で25%のSG税を課さない関税割当数量(タリフクオータ=TRQ)を4月から削減する方針だ。熱延コイルでは日本などが使用してきた「グローバル枠」で1カ国当たりの使用上限を今の15%から13%へ引き下げる。日本の対欧輸出にさらなる逆風となることは避けられない。