「構造用鋼市況の雰囲気がこれまでと違う」と東京地区の特殊鋼流通。需要低迷が長期化する中、従来仲間相場は下落するところだが、昨夏の価格転嫁以降もおおむね横ばいで推移する。「流通各社が利益確保に向けて理性的に相場を維持しているのも一因だが、市場環境が悪すぎて値下げしても増販が見込めないのが要因」と扱い筋はみる。「上げは緩やかだが下げは早い」とい...