関西地区の形鋼市場は厳しい商状のまま年末を迎えている。店売り在庫が主に動く中小建築案件が依然として低迷していることもあり、年明け以降も需要回復の兆しが見えない状況だ。 「今年の秋はこれまでにないほど、引き合いの数や量ともに少なかった」と語るのは大手流通のベテラン営業職。実際に大阪鉄鋼流通協会形鋼部会の流通動態調査を見ると、2024年10月の...