中国産マグネシウム市況が弱含みを続けている。2024年も残すところ1カ月となったが、ほぼ一貫して弱含みを続け、足元は2400ドル半ば。昨年末から2割下落した。現地メーカーの死守ラインを割り込む事態となっている▼マグネシウム市況の軟化は〝需給緩和〟に尽きる。最大需要分野であるアルミ合金添加材は、アルミ圧延品需要が中国の景気減速などを理由に伸び...