関東地区の鉄スクラップは先月前半に3千円反発したが、その後は様子見が続く。10月は為替が大きく円安方向に戻したことが強材料に。一方、市中発生が低調な中、電炉メーカーの減産姿勢から需給は低位でおおむね均衡。配船難やフレート(海上運賃)の高騰による新規輸出の伸び悩みも上値を重くする要因に挙げられた。強弱材料の交錯から、市況は1カ月近くこう着状態...