原発部材で世界トップクラスのシェアを誇る同所にとって、東日本大震災を契機に経営環境は一転。逆境の中、グループが進むべき方向を見据えてベクトルを一つにし、「今年度をステップに来年度からの確実な再成長へ向けて歩み出す」と決意する。同所は06年度以降、売上高の急増と高い利益でグループを牽引してきた。しかし、福島第1原発の事故後は新規原発の停滞や価格...