「自動車メーカーのハイテン比率は、軽量化と衝突安全性のニーズから、これからも上がっていく。国内は少子化もあって生産台数は漸減する可能性があるが、ハイテンの採用率は上がり、需要は確実に増えていく」。神戸製鋼所の営業担当幹部は、こう力を込める。神鋼の薄板販売量のうち自動車向けは約4割。その中で現在、「ハイテン」と呼ばれる590メガパスカル級以上の...