16年度の工具鋼の熱間圧延鋼材生産は24万7千トンで15年度比2・4%増加した。形状別では棒鋼・線材と鋼板・鋼帯がほぼ半々であり、5割強を占める鋼帯が6・3%増、4割を占める棒鋼が2・0%減など形状で動向が分かれた。最終的に自動車に関わる用途が多い点は共通しているが、部品に使われる鋼板類と金型材や治工具に多く使われる棒線では需要動向はかなり...