一般鋼材、線材製品とも相場を二転三転させる材料が続き、数字は横ばいだが相場の方向感は定まらない。荷動きは冷え込み、需要環境は年度内、回復は難しいという見方が大勢を占める。 鋼材は夏場まで、流通が上値浸透を目指して高唱えを継続していたが、低迷する需要や先安観から上値が重い状況が続いていた。状況が一変したのは、東京製鉄の10月販価下げの先月発表...